環境に係わる国際的協力の枠組みである「クールアース・パートナーシップ」の創設を受け、日本政府はノン・プロジェクト無償資金協力(ノンプロ無償)のスキームを使い、ガイアナ政府に5億円の資金援助を2008年3月に供与しました。
本件ノンプロ無償は、クールアース・パートナーシップの理念に基づき、経済成長と気候変動の2つのスキームを組み合わせた画期的なプログラムです。ガイアナ政府は資金の90%以上を地元の民間企業活性化のために使用し、残りの資金を使って、インフラ整備が遅れている内陸部の先住民の集落に太陽光発電を利用したポンプを供給することにしました。ガイアナの先住民は国内で最も所得の低い少数民族で、その80%は貧困層に属します。太陽光発電を利用したポンプを設置し地下水を汲み上げることにより、クリーンエネルギーの活用が可能となり、清潔な水を利用し衛生状態の向上につながりました。
クラウンエイジェンツはガイアナ政府の要請を受けて、35基の太陽光発電を利用したポンプの調達を2009年6月に行い、このポンプは2010年2月にガイアナに到着しました。
3月には駐トリニダッドトバコ岩田特命全権大使と住宅給水省のアリ大臣とのご列席を得て、供与式が行われました。 式においては、アリ大臣はガイアナと日本との友好関係を強調されたうえ、"わが国が取り組んでいる環境保護と気候変動による影響への対応に関し、日本政府からの支援を感謝いたします"と述べ、さらに"太陽光発電の技術は不便な内陸部にとって画期的な支援だ"と付け加えました。